2013年7月26日金曜日

1.5. 創造性教育

1.5 創造性教育



1.5.1 私たちの教育とは


自分を持つためには、第一に個人の存在を明確に肯定する自尊心、第二にその自尊心に裏打ちされた「創造性」が必要となる。

個人的自尊心と正しい規範を基に個人の責任の下、社会の中で正しい思考を駆使し試行錯誤し、より多くの人と関わり、創造性を発揮しながら社会的自尊心が形成されると共に、より創造性を発揮していくようになるのである。

私たちの教育はこの個人的自尊心を育て、正しい規範を教え、正しい思考の基、試行錯誤をし、より多くの人とかかわり、分かち合い共感し、社会的自尊心生成に寄与し、創造性のある人を育てる事を目的とする。

そう、私たちが目す教育は創造性教育である。



1.5.2 創造性教育
創造性を目し、喜びを第一に、正しい自尊心 正しい規範 正しい思考力を発揮し、選択決定するプロセスを教育していく。


1)            方法論   

実践的なカリキュラムによる総合学習を目ざす。

対象の想定範囲
幼児、学童、社会人の三部門に大きく分けカリキュラムを策定する。

各対象者のスキルは自尊心を欠いた、心に傷があり、だけど変わりたいと言う思い、学びたいと言う思いを持った健常者たち。

1.1)幼児用カリキュラム概要(対象想定年齢3歳から7歳)

個人的自尊心形成


 
-          絶対的な安全地帯  

子供の自尊心を育てるには、親の無条件な愛情が幼児期に必要です。幼児期に、ただ存在するだけで価値が有ることを、子供の心に焼きつかせる必要が有るのです。無条件の愛情とはどのようなものでしょうか?

 
それは付帯義務の有る愛情では無いと言うことです。

こう言う子じゃないと駄目!

これが出来ないと、いい子じゃない!

こんなことが好きな子は悪い子!

上記は全て付帯義務の有る愛情表現です。

このような愛情表現は広く世の中で見受けることが出来ます。幼児期には、ありのままのその子を認め受け入れる事が絶対に必要です。

他の子供達とは絶対に比較しない。
何があっても守ってくれる存在。

そう、絶対的な安全地帯に親はなる必要が有るのです。

何故、人はお金を愛するのか?それは、お金はその人にとって、決して裏切らない安全地帯になりえるからです。人は、いくつになっても、心の安全地帯求めます。親からの安全地帯を知らない子供は、人格的な安全地帯を信じられなくなります。
目に見える、物のほうが自分を裏切らないことを信じて疑いません。

物質主義は、親の責任に起因しているのです。
 

我が幼児園では:    
カリキュラムでは常に親と一緒に全てを子供主体に親は極力口を出さずに子供の
決定を尊重し、失敗しても受け入れ、がんばったことをほめる。完成したものはとことん評価する。
常にいつも自分を見守ってくれる親の目=安全地帯が有る。
そんな事を目しています。


 
-          決定と責任   
自尊心を培う為に必要とされる工程には、自分で決定し決定した結果をほめてもらうと言うことが必要と考えています。
では、失敗したときはどうするのか?
その場合は、怒るのではなく、攻めるのではなく、結果の責任を取ると言う事を教える必要があります。

我が幼児園では:  
カリキュラムでは常に親と一緒に全てを子供主体に親は極力口を出さずにまた子供の限界を見極めて子供に決定をさせる事を重視し、失敗しても受け入れ、がんばったことをほめる。完成したものはとことん評価する。
ただし、自分の決定ゆえに失敗した時には、その責任を子どもに最後まで負わせる。

 
この時に重要なのが以下の項目です  

·          決定時に自分が決定したと認識をさせる。(自分が心から選んだと言えること)

·          失敗したときに負う責任は、子どもが負える範囲で、予め子どもに納得をさせる。(これをメタルールと言う。そして常に制約の形をとる)    
       
·          決めて合意した、子どもの負う責任は、親の感情で左右させてはならず絶対に果たさせる。

·          失敗、成功の基準は常に一定していなくてはならない。(常に一定の論理により決定されるべきで、親の感情や状態で変わってはいけない。一貫性が必要)
そんな事を目しています。  
 



-          成長と共感  

自尊心を培う為には今の自分を乗り越えて、乗り越えた自分を仲間に褒めてもらうことが必要と考えています。

では、今の自分を乗り越える手助けには何が有効なのでしょうか?
ピア・プレッシャーです。
仲の良い友達が出来るなら、自分もしてみたい。自分も出来る!
そんな、仲間同志の正の動機付けを与える圧力です。
そして、出来たら友達に褒めてもらう。そんな信頼関係が必要です。
 

我が幼児園では  
·          男女、年長、年中、年少混合クラスでさまざまなカリキュラムや運動会やお楽しみ会の様なイベントを通じて、色々なピア・プレッシャーを受けて成長し喜びを仲間同志で共有して欲しい。 

そんな事を目しています。 



-          原体験    
幼い内に原体験を経験させる事は非常に重要となります。原体験とは、人の手の入らない本当の自然の中に有る、ありとあらゆる色、音、味、匂い、景色、体感を五感を通して経験することです。しかも一人で体験をするのでは無く、仲間との体験が必要なのです。

例えば、一寸先も見えない真っ暗な世界、七色に輝く虹、夜空を覆う無数の星星、太陽の光受けて無数に色が変わる岩岩、視野に治まりきれない広い景観、緑の匂いを感じ、虫の鳴き声を聞き、葉の揺れる音、水の流れる音、稲妻の光と音、風の匂い、草が肌に当たる感触、土の匂い、花の匂い、仲間の汗の匂い、汗の味、水の冷たさ、雪の肌触り、海の青さ、海水の味、魚の内臓の味、肉の味、塩の味、果物の味、草木の味、焦げの味 等々、あげれば切がありません。

原体験を仲間と共有することで共感が産まれます。自分と同じものを他の人と分かち合える喜びと信頼を知ることが出来るようになります。

 

我が幼児園では:   
全ての原体験を数年で体験させるのは時間、場所、お金、等々の理由により非常に難しい現実があります。少しでも多く原体験に近い経験を仲間と経験させてあげたい。食育として料理教室、体育を含む自然の中での午後の自由遊び、遠足や体験学習、語学、音楽、スポーツ教室、花道、芸術教室等々、様々なカリキュラムを通して経験と喜びを与えたい。  
             
そんな事を目しています。  

 
1.2)学童用カリキュラム概要(対象想定年齢8歳から12歳)  

 
2009年より小中高等学校に対し年間約200校に、講演、グループワークをITモラル・リテラシ教育のもと、家庭でのルール作りとコミュニケーションを通した子供の自尊心育成プログラムと言う形で展開しています。また、講演、グループ活動を支えてくださる講師の育成プログラムも展開しております。
述べ受講者18万人

内容に付きましては、NPO法人HP参照

 

 
1.3)社会人用カリキュラム概要(対象想定年齢13歳以上)

 
2010年より大手メーカの新人教育、マネージャ研修を随時開催

メタ認知と言う概念を通して自分の心に向かいあわせ、愛を動機としたコミュニケーションと思考技術をトレーニングします。演習を数多く設け、正しい思考をし決定した事柄から成功体験を得、社会的な自尊感情の向上に努めます。

コミュニケーションスキルアップ講座

社会人基礎力講座

クリティカル・シンキング講座

ロジカルシンキング講座

社会人マナー講座

パブリックトーク演習講座

詳細は弊社HP参照のこと

 

 

 

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